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趣味の水彩画や手作り、日々の雑感など


by わたなべももこ
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再びのミュシャ展

再びのミュシャ展_b0053654_01334919.jpg
展示が終わってしまう前にぜひもう一度見たくて国立新美術館のミュシャ展へ。
朝から雨。雨だから人出はいくらかマシかもと思って出かけたのですが甘かった!
ん~雨関係なしミュシャ展。出遅れてしまって乃木坂到着が10時過ぎていたのもあるけれど40分まちですと最初はこの雨の中外で並んでいたけれどあれよあれよという間に館内の列へ。そうして会場内へ入るともう本当に人人人!前回見た時も混んでるなと思いましたが、前回の比ではありませんでした。
けれども今回は二回目ということで余裕をもって鑑賞することが出来ました。
全体的に細部まで精密に描いてあるかというとそうでもなく、でも小さなところにこだわりを感じたり。
この青年カッコイイ~と遠目に見て思って近づいてみてみると案外書き込まれていなかったり、一人の人物の中でもしっかり描かれている箇所とそうでない箇所があったり、そんな緩急の連続。とにかく超絶表現が上手い(ミュシャに対して私などがこう言うのはなんですが)。全体を見るとぎゅっと視線の行く場所があり、いつもお世話になっている絵画教室の先生が言われている「どこを描きたいのか」 という言葉が頭に繰返し浮かびました。
生きているうちにスラヴ叙事詩を、この日本で見ることが出来るとはなんという幸運。チェコまで行くにはかなりの労力のいることなので。
どうぞこの作品がこれから先何世紀にもわたって残りますように。焼けてなくなってしまうなどという悲しいことになりませんように
と心の中で祈りました。

Commented by desire_san at 2017-05-28 08:02
こんにちは、
私もミュシャ展で『スラヴ叙事詩』を見てきましたので、ブログを興味深く読ませていただきました。『スラヴ叙事詩』の魅力は、古くから民衆に親しまれてきた多くの伝説を、綿密な考証により写実的な歴史の場面と象徴的表現が同居するミュシャ独自の描き方で、現実に起こった史実として、スラヴの人々に体現させてみせたところに大きな意義があると感じました。

私も自分なりにミュシャと「スラヴ叙事詩」の魅力と鑑賞のポイントを読み解いてみました。ご自身の印象と比べて考えてみる上でも是非目を通してみてください。私の作品の見方についてご感想やご意見などコメントをいただける大変うれしく、感謝いたします。

Commented by andante_mebouki at 2017-05-28 14:24
desire_sanさん
コメントありがとうございます。
随分昔に買ったミュシャを特集した本にスラブ叙事詩のことがが少し紹介されていて、ずっとそれが気になっていました。いったいどんな作品なんだろうと、ひたすらそれが気になって今回チャンスと思い美術館に足を運びました。宗教的なことや歴史のことなどなんの予備知識もなく、いきなり作品と対面したわけなんですがそれでも心にズンと沁み込んだんです。それは多分作品に込められた作者の熱量だったり、desire_sanさんがブログで書かれている「人類に普遍のものと見なおされつつあり世界中で再評価され始めました。」
その部分を感じたからなんだと思います。
大変混みあっていましたがあの大作を実際に見ることが出来幸せでした。
コメントありがとうございました。
by andante_mebouki | 2017-05-26 23:52 | お散歩 | Comments(2)